碧い風にのって… Trout Boy Anglers of Hekifuusya Site

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■〔0007〕Trout Boy Anglers !

中学校2年時に結成 !

TBA01.jpg1984年の7月1日、日高管内のヤマベ解禁日に記念のショット。

投稿日:2012年10月9日

時は1981年春。中学2年になった僕らはいつもいっしょに釣りに行く仲間4人で釣りクラブなるものを結成した。その名は『 Trout Boy Anglers 』 トラウト ボーイ アングラーズ。マス釣りが大好きな少年たち、という意味で名付けた !  そして、みんなそれぞれの部活動で中心になる存在だったけれど、時間があるかぎり積極的にロッドを振っていた。3月は下流域でアメマスを狙い、5月にはアカハラ、6月になるとイワナとニジマス、7月は待ちに待ったヤマベだ。釣り方はルアーとフライフィッシング。キヂ(ミミズ)を使った脈釣りもいいけれど、どうにも釣れすぎて資源保護の観点からも疑似餌釣りを中心に活動しよう、と、ちょっと小生意気なガキたちだった(笑)。


TBA02.jpg新冠川の泉付近。まだまだ水温が低くてヤマベの食いがしぶかった。当然、足もジンジンしびれた(笑)素足だからこそ !
ウエイダーなんかいらない。いつも運動靴のまま流れに浸かった。だって、ウエイダーを買うお金があったらロッドを買うもの !  この素足のまま流れに浸かるというのは、色々な意味で勉強になっていた。というのは、まず、ツルツルな川底を滑らないように歩く技術の習得に役立った。それと、きっと多くの釣り人が気づかないでいる可能性が高い、水温に関しての諸現象だ。生足で流れに入り、そして歩くと、同じ川なのに場所によってまったく水温が異なり、場合によっては、それで釣果に大きな差が出るということを体感し、知らず知らずのうちに魚の付き場などを覚えていっていたのだ。


TBA03.jpgこの砂防ダムの下には大きなイワナが潜んでいた。だけど、なかなか釣れない。何度潜ってみようと思ったことか…(笑)北海道・田舎、そして釣友たちに感謝 !
落ちたら大怪我必至の急な崖を降りたり、自転車で日高山脈の中腹まで釣りに向かったり、バスや列車に揺られながら遠くの町まで釣りに出かけたり、大きなアメマスを釣り上げて魚拓をとって見せ合ったり、電光石火のヤマベのライズを誰がしとめられるかを競ったり、まだまだたくさんの思い出がある。勉強なんかまったくせず、部活と釣りに明け暮れた中学・高校時代。高校卒業と同時にT.B.A.も解散し、それぞれの道へ進んだ。以降、一緒に釣りをしたのはほんの数回だ。たまに連絡でもして集まるのもいいな…。しばらく顔を観ていない。みんな顔に年輪を刻み、頭も寒そうになっているかも知れない(笑)。いまあらためて思う……北海道に生まれ、片田舎で育ったことに感謝。もちろん、釣り仲間にも……。




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